戦闘シーンは迫力満点。映画『ジャドヴィル包囲戦 6日間の戦い』 の感想

コンゴ動乱(1960~1965年)の際に派遣された、国連の平和維持部隊(アイルランド軍)とコンゴ独立勢力(カタンガ憲兵隊)の戦いを描いた映画です。実際に行われた戦いが基になっています。

アイルランド軍は戦力で圧倒的に不利ながらも、知恵を絞って戦い抜きます。戦闘シーンは迫力があり、見て損はない映画だと思います。

そこで、簡単に映画を紹介します。ネタバレありです。

「150人対3000人」

150人のアイルランド軍に、3000~5000人のコンゴ独立勢力が襲いかかります。多くは現地ルバ族の戦闘員ですが、ほかにもフランスやベルギーの傭兵も参加しています。

また、アイルランド軍の武器は貧弱です。あるのは、小銃と水冷式ビッカース機関銃、60m迫撃砲だけです。弾薬も足りません。一方、コンゴ独立勢力は武器も弾薬も豊富で、航空機もあります。

この大きな戦力差の中で、アイルランド軍は戦いを強いられます。

「薬莢を利用して即席の爆弾を作る」

不利な立場にあるアイルランド軍は、知恵を絞って戦います。

たとえば、弾薬が足りなくなると、地面に落ちている薬莢を利用して即席の爆弾を作ります。このシーンは、映画『プライベートライアン』で、靴下を利用して爆弾を作るのを思い出させます。

ただの戦闘シーンだけでなく、戦術的な面でも楽しめる作品です。戦争映画やアクションが好きな人にはおすすめだと思います。

「善戦。死者は0人」

6日間の戦闘の末、アイルランド軍は降伏します。しかし、驚くべきことに、アイルランド軍の死者は0人でした。5人が負傷しただけです。その一方、コンゴ側は300人が死亡(傭兵は30人)しました。

降伏したものの、アイルランド軍は善戦したと言ってよいでしょう。

「降伏したことで恥とされる」

善戦したにもかかわらず、降伏したのが原因で、アイルランドでは部隊が恥とされ冷笑の対象になったようです。「Jadotville Jack」という、部隊をからかう言葉も生まれました。

「敵がわかりにくい」

戦争やアクション映画だと、悪い敵がいることで、戦いが盛り上がります。

しかし、この映画の場合、敵がわかりにくいです。アイルランド軍が戦う相手は、明確な悪ではありません。そのため、彼らは何のために戦っているのだろう・・・と少し疑問にも感じました。

「映画『ジャドヴィル包囲戦 6日間の戦い』の監督・キャスト」

監督はリッチー・スミス(Richie Smyth)です。アイルランド人の写真家、テレビコマーシャル・ミュージックビデオ監督です。最近長編映画の監督も始めたようです。

キャストは以下です。

  • リッチー・スマイス(隊長)=ジェイミー・ドーナン
  • ウィリアム・レイディ(狙撃兵)=フィオン・オシア
  • モイーズ・チョンベ(コンゴ独立勢力のリーダー)=ダニー・サパニ

こちらはネットフリックスのオリジナル映画なので、ネットフリックスに加入していないとみられません。

参考記事:Siege of Jadotville

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