映画『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』は、金塊を積んだ沈没艦を探すダーク・ピット(マシュー・マコノヒー)と、謎の疫病の感染源を探すエヴァ(ペネロペ・クルス)がサハラ砂漠で冒険する話です。
とにかくエヴァ役のペネロペ・クルスがとても美しいです。ペネロペ・クルスが気になって映画どころではありませんでした。ペネロペ・クルスが主役の映画ではないのですが、ついそちらに気を取られてしまいます。
映画『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』あらすじ
アメリカ南北戦争末期、南軍の鉄甲船「CSSテキサス号」は、南軍の金塊を積んで出航します。船は北軍の海上封鎖を必死に逃れようとしますが、その後行方不明となり、歴史の闇に消えます。
一方、現代のマリでは、独裁者カジム将軍とトゥアレグ族の間で内戦が繰り広げられています。
世界保健機関(WHO)の医師であるエヴァ・ロハスとフランク・ホッパーは、マリで蔓延している病気を調査します。これを良しとしないトゥアレグ族の刺客がエヴァを殺害しようとしますが、近くでダイビングをしていた国家水中海洋庁のダーク・ピットに助けられます。
一方、ダークはニジェール川で発見された南軍の金貨を売りつけられたことで、彼はこれが長らく行方不明だったテキサス号の手がかりになると考えます。そのため、上司のヨットを借りてテキサス号を探すことにします。
実業家のイヴ・マサルドと独裁者のカジム将軍は、病気の原因を突き止めようとする医師たちの邪魔をしようとします。カジムは部下を送り込んでヨットを攻撃し、ダークの乗ったヨットは破壊されてしまいます。そして、ダークは医師たちを救出しに行きます。
ダークはエヴァを救出した後、マリを離れようとしますが、トゥアレグ族に捕まってしまいます。トゥアレグのリーダーであるモディボは、エヴァが調査していたのと同じ病気で死んでいく人々をエヴァに見せます。水のサンプルを分析した結果、エバは水が毒で汚染されていることを知り、病人たちには治療法がないことを知ります。
一方、ダークの仲間のアルは、鉄板のテキサス号が描かれた洞窟に偶然たどり着きます。ダークは、テキサス号が嵐で川が干上がって座礁したのではないかと考え、船を運んだのと同じ川が今は地下を流れているのではないかと考えます。
二人は乾いた川底を辿り、国境を目指して進む。その途中、汚染源であるマサルド社の太陽熱発電所を発見します。彼らは、汚染物質が海に運ばれていることを発見します。海に到達した汚染物質は、塩水の存在により急速に拡大し、間に合わなければ世界中の海洋生物が死滅することになります。
マサルドは一行を捕らえ、エヴァを留め、ダークとアルをカジムのもとに送ります。脱出した2人は砂漠の真ん中で足止めを食らいますが、飛行機の残骸を見つけ、それを陸上用のヨットに改造します。
その後、ダークとアルはモディボの協力を得て、工場に戻ります。マサルドは工場の存在を隠すために、爆発物を使って工場を破壊することを決めます。工場が破壊されると汚染が止まらなくなることを恐れたアルは爆発物を解除しに行き、ダークはマサルドを止めようとします。
さらに、彼はエヴァを救出し、悪戦苦闘の末にザカラを殺しますが、マサルドはヘリコプターで逃走します。アルは爆発物の無力化に成功します。
3人は工場を後にしますが、カジムはヘリコプターで彼らを追いかけ、軍もそれに続きます。その際、枯れた川で爆発が続き、テキサス号の残骸が発見されます。
3人はテキサス号に乗り込み、その大砲でカジムのヘリコプターを破壊し、独裁者を殺害します。モディボはトゥアレグ族の援軍とともに到着し、カジム軍を降伏させて内戦を終結させます。
有害廃棄物の発生源である工場は閉鎖され、残りの部分は処理されることになります。ダークとエヴァは交際を始めることが暗示されて終わります。
映画『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』監督、キャスト
キャスト
- ダーク・ピット / マシュー・マコノヒー
- アル・ジョルディーノ / スティーヴ・ザーン
- エヴァ・ロハス / ペネロペ・クルス
監督
- ブレック・アイズナー
映画『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』感想
医師役のペネロペ・クルスがとてもかわいいので、特にファンの人にはおすすめです。
ただし、映画の内容はかなり都合の良い部分が多く、設定に無理があるのではないかと思えるところがいくつかありました。たとえば、南北戦争時代の船が残っていて、その船の大砲がいまだに発射できる、というのはあり得ないのではないかと思いました。