映画『バッド・ティーチャー』は、やる気がまったくなく、玉の輿が夢の中学校教師(エリザベス)が主人公のコメディ映画です。
エリザベスを演じるのはキャメロン・ディアスです。
元カレのジャスティン・ティンバーレイクが共演したことでも話題になりました。
映画『バッド・ティーチャー』のあらすじ
エリザベス・ハルジーは、シカゴのジョン・アダムス中学校の教師です。彼女は生徒に怒鳴り、大酒を飲み、煙草を吸い、映画を見せて授業中に眠るという怠け者です。
彼女は教師を辞めて金持ちの婚約者と結婚するつもりでしたが、エリザベスが彼の金目当てであることを彼の母親に知られて捨てられたため、仕事を再開します。
彼女はお金持ちの代理教師スコット・デラコルテと仲良くなろうとしますが、献身的で熱心な同僚のエイミー・リスも彼を追いかけています。
エリザベスは胸を大きくる計画をしており、スコットの元カノが大きな胸をしていたことを知り、その気になってきます。しかし、彼女には9,300ドルもの手術代は払えません。
エリザベスは、7年生の洗車会で手術代を捻出したり、挑発的な服を着たり、親を操って学用品や家庭教師の費用を出してもらおうとしますが、費用は足りません。エイミーはエリザベスの横領について校長に報告しますが、証拠がないため校長は彼女の主張を退けてしまいます。
州のテストで高得点を取ったクラスの教師には5,700ドルのボーナスが出ることを知ったエリザベスは、生徒たちに猛勉強をさせます。しかし、生徒たちは小テストで低い点数を取り、彼女はさらに不満を募らせます。一方、エイミーとスコットが交際を始める中、彼女はラッセルと仲良くなります。
エリザベスは、ジャーナリストになりすまし、試験問題の作成と配布を担当している州の教授カール・ハラビを誘惑し、州の試験問題を盗むことを計画します。彼女は彼に薬を飲ませて解答キーを盗みます。1ヵ月後、エリザベスはボーナスを獲得し、必要な資金を完成させ、胸を大きくすることを予約する。
エイミーとスコットが遠足の付き添いをしていることを知ったエリザベスは、リンゴに漆を塗ってエイミーの顔に水ぶくれを作らせ、行くことができなくさせます。
旅行中、エリザベスはスコットを誘惑しますが、彼女はスコットに失望します。一方彼女の教え子であるギャレットが、クラスの女の子チェイスに片思いしていることを告白してクラスメイトにバカにされます。エリザベスは彼を慰め、自分のやり方を反省します。
エイミーは、エリザベスの机を自分の机とすり替え、管理人を騙してエリザベスの鍵のかかった引き出しを開けさせます。エイミーは、エリザベスが試験でカンニングをしたと疑われる証拠を見つけます。エイミーは校長に報告し、カールに証言をしてもらいます。しかし、エリザベスはカールの恥ずかしい写真を撮っており、それを使って脅迫します。
自分の机が入れ替わっていたことを知らされたエリザベスは、教師が麻薬を使っていると話します。警察が麻薬犬を連れてきて学校内を捜索すると、エイミーの教室のエリザベスの机から、エリザベスの酒瓶、マリファナが見つかります。
エイミーは別の学校に転校させられます。スコットはエリザベスにやり直そうと言いますが、彼女は彼を拒絶します。
新学期が始まると、エリザベスは改心しています。同僚に優しくなり、ラッセルとの交際も始まり、胸を大きくするのも止めます。また、エリザベスは新しいガイダンス・カウンセラーという役職に就いています。
映画『バッド・ティーチャー』のキャスト、監督
キャスト
- エリザベス・ハルジー(中学の女性教師) / キャメロン・ディアス
- スコット・デラコート(お金持ちの代理教師) / ジャスティン・ティンバーレイク
- ラッセル・ゲティス(体育教師) /ジェイソン・シーゲル
- エイミー・スクワレル(同僚教師) /ルーシー・パンチ
監督
- ジェイク・カスダン
監督はジェイク・カスダンで、他の作品としては『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』などがあります。
映画『バッド・ティーチャー』の感想
エリザベス先生のやる気のなさはすごいです。
生徒から手作りのクッキーをもらっても「まずい」と言い、授業は映画を見せるだけでその間寝ています。「いけない薬物」も常時やっていて、豊胸手術の費用を稼ぐため犯罪まがいのこともします。
これだけ見ると最低の人間ですが、どこか憎めません。漫画『GTO』の鬼塚先生に近いかもしれません。かっこよく言うと、先生らしくない先生でしょうか。
規則やルールよりも欲求を優先するので、その分生徒とフレンドリーに付き合うことができるのかもしれません。実際、オタクの生徒を助けたりもします。
『バッド・ティーチャー』は「Amazonプライム・ビデオ」で見られます。