東野圭吾の小説が原作の映画です。アマゾンでの評価が非常に高かったので、今回プライムビデオで見てみました。
アパートで見つかった中年女性の腐乱死体がきっかけで、様々な謎が浮かび上がってくるというストーリーです。
背景には「貧困」があり、松本清張の「砂の器」と似ているという話もあります。
この映画のポイントは、「自己犠牲」だと思います。以下ネタバレありの感想です。
映画『祈りの幕が下りる時』のストーリー
事件の鍵を握る人物は浅居博美(松嶋菜々子)です。博美は舞台の世界で成功を収めた若手演出家です。
しかし、博美は過去に大きな秘密を抱えています。この博美の過去が物語の鍵です。
博美の家族は借金を抱えていて、父親(小日向文世)と2人で夜逃げします。そして、博美は夜逃げした先で人を殺してしまうのです。男に襲われ、抵抗したときに箸で男の首を刺してしまいます。
父親は博美を守るため、男の死体を「自分の死体」と偽装します。さらに、死んだ男になりすますのです。
その後、父親は博美の過去が発覚するのを恐れ、過去を探ろうとする人物を殺します。そして、最後には自殺をするのです。
映画『祈りの幕が下りる時』の見どころ‐究極の自己犠牲?
父親は、まさに文字通り「自分の命を犠牲にして」娘を守ったといえるでしょう。
究極の自己犠牲といえるかもしれません。
東野圭吾原作の映画『容疑者xの献身』も、同じように愛する人のために自己を犠牲にする話でした。
今回の作品も同じようなテーマなので、『容疑者xの献身』が好きな人はより楽しめるのかもしれません。
映画『祈りの幕が下りる時』キャスト
- 浅居博美(舞台演出家、脚本家、女優) – 松嶋菜々子
- 浅居忠雄 (博美の父親)- 小日向文世
- 加賀恭一郎(日本橋署刑事) – 阿部寛
- 松宮脩平(捜査一課刑事) – 溝端淳平
映画『祈りの幕が下りる時』の監督は福沢諭吉の玄孫
映画『祈りの幕が下りる時』の監督は福澤克雄さんです。福澤諭吉の玄孫だそうです。
人気ドラマ『半沢直樹』のディレクターとしても有名です。
映画『祈りの幕が下りる時』は今なら「プライムビデオ」で見られます。
★★★★
祈りの幕が下りる時 Blu-ray 豪華版