「川崎病」と聞くと、「川崎市に関係があるの?」と思うかもしれません。
特に、公害病の川崎喘息と間違われることがあります。
名前に「川崎」とついていることから、地名や発症地域と結びつけて考えがちですが、実際にはどうなのでしょうか?
川崎病は医師の名前に由来
結論から言うと、川崎病は川崎市と関係ありません。
川崎病の川崎は、小児科医・川崎富作(かわさき とみさく)医師の名前が由来です。
川崎医師は、1961年にこの症状を初めて報告・論文発表しました。
また、川崎医師が勤めていたのは東京・渋谷にある日本赤十字社医療センターです。
川崎市とは無関係なのです。
ちなみに、川崎病は乳幼児期に発症する原因不明の病気で、全身の血管に炎症が起こる病気です。
川崎病と川崎喘息の違い
川崎喘息は、戦前から戦後期にかけて川崎市で発生した公害病です。
川崎喘息は川崎市で起きた公害病であることから、川崎喘息の川崎は川崎市に由来します。
まとめ
川崎病は医師の名前が由来で、川崎市とは関係がありません。
川崎喘息は川崎市で発生した公害病で、川崎市と関係があります。
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