映画『オープン・ウォーター』は、ダイビング中にサメのいる海の真ん中に取り残されてしまった2人のカップルを描いた作品です。2人はサメがうようよする海でなんとか生き残ろうとしますが、助かるのでしょうか・・・という話です。
ドキュメンタリータッチで淡々と話が進みますが、ラストは衝撃的で後味は悪いです。
実話を基にしています。
映画『オープン・ウォーター』のあらすじ
夫婦のダニエル・キントナー(ブランチャード・ライアン)とスーザン・ワトキンス(ダニエル・トラヴィス)は、お互いに仕事が忙しく一緒に過ごす時間が少ないことに不満を感じています。
2人は関係を改善するため、休暇でスキューバダイビングに行きます。
2日目にグループでのスキューバダイビングに参加した2人は、 ダイビング中にグループから一時的に離れます。
30分後、グループのメンバーがボートに戻りますが、ダイビングのインストラクターは同じメンバーを誤って2回カウントしてしまいます。そのため、全員が戻ったと考え船はダイビングスポットから離れます。
しかし、ダニエルとスーザンはまだ水中にいて、他のメンバーが船に戻ったことに気づいていません。水面に上ると、船はすでに去っていました。2人は船が気付いてすぐに戻ってくると思い、水上で船を待ちます。
しかし、船は一向に戻らず、やがて2人は空腹と疲労に悩まされます。さらに、ダイビングスポットから遠く離れたところに流されていることに気づきます。
その後、2人の周囲にサメが集まり始め、ダニエルは下半身を噛まれて傷から大量に出血します。スーザンはベルトで応急処置をしますが、夜になるとサメは戻ってきて、嵐の間にダニエルを襲撃し、殺害します。
翌朝、船に残ったダニエルとスーザンの所持品にようやく乗務員が気づき、夫婦の捜索が始まります。
スーザンはダニエルが死んでいることに気づき、彼を海に流します。サメはダニエルの死体に群がります。スーザンが水の中を見ると、複数の大きなサメが彼女の周りを回っているのを目撃します。
ダニエルが死に、捜索が来る気配も感じられないため、絶望したスーザンはスキューバダイビングの機具を取り外し、サメに襲われる前に水に沈みます。
一方、別の場所で漁師が捕まえたサメの胃を切ると、中からダニエルとスーザンの水中カメラが出てきます。漁師は「まだ使えるかな?」とつぶやきます。
映画『オープン・ウォーター』は実話
映画『オープン・ウォーター』は、アメリカ人の夫婦トム・ローナガンとアイリーン・ローナガンが、オーストラリアのグレート・バリア・リーフでスキューバダイビング中にグループとはぐれた実話を基にしています。
2人は鮫の泳ぐ海に取り残され、捜索しても見つかりませんでした。
映画『オープン・ウォーター』の感想
いわゆる「ジョーズ」的なパニック映画というよりも、ドキュメンタリータッチで淡々と進んでいくので少し退屈かもしれませんが、その分現実感がありました。
ラストは2人とも死んでしまうので、かなり衝撃です。しかも、1人は自ら死を選びます。もし自分だったらと想像すると怖いです。
また、ボートの客2人がいないことに気づかず出発してしまうというのは、かなり適当だなと思いました・・・。人災という側面もあるのかもしれません。
映画『オープン・ウォーター』の評価
星★★★
映画『オープン・ウォーター』を配信している動画サービス
Amazonプライム・ビデオ | レンタル299円~ |
U-NEXT | 見放題 |
Hulu | – |
*2021年5月時点の情報です。
映画『オープン・ウォーター』は、「Amazonプライム・ビデオ」と「U-NEXT」で配信されています。「U-NEXT」は見放題の対象になっており、会員になれば無料で見られます。
また、続編の『オープン・ウォーター2 』と『赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター』も制作されています。『赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター』はU-NEXTで見放題の対象になっているので、U-NEXTの会員になれば無料で見られます。