- 原題:Avenged
- 制作国:アメリカ
- 制作年:2013
- 監督:マイケル・S・オヘダ
- キャスト:アマンダ・エイドリアン、ロドニー・ローランド、ロニー・ジーン・ブレビンズ
- 評価:★★★★(3.5)
美しい聾唖の女性が地元のギャングに捕まって暴行を受けます。彼女は殺されて埋められますが、インディアンの呪術によって復活し、体に酋長の魂が憑依します。そして、ギャング団に復讐を果たすという話です。
似たようなストーリーはたくさんありますが、聾唖の女性というのが珍しく、また映像に迫力があり、ストーリーも面白いので最後まで見ていて飽きないおすすめの作品です。
映画『サベージ・キラー』のあらすじ
ゾーイ(アマンダ・エイドリアン)は、遠距離恋愛中の恋人のもとへ1人で車を運転して向かいます。ゾーイはその道中で怪我をしたインディアンの若者を見つけ、彼を助けようとします。しかし、彼女は地元のギャング団に拉致され暴行されてしまいます。
このギャングたちは、200年以上も前にこの土地に住んでいたインディアンのアパッチ族を絶滅させた人々の子孫です。彼らはアパッチ族の酋長の頭蓋骨を戦利品として保管しています。
ギャングたちはゾーイを暴行した後、彼女を殺して埋めます。しかし、墓地管理人をしているネイティブ・アメリカンの老人グレイ・ウルフが偶然彼女を見つけ、インディアンの儀式によってゾーイを蘇らせようとします。
しかし、この復活の儀式によって、ゾーイを暴行したギャングの祖先に殺されたアパッチ族の酋長の霊も呼び戻してしまいます。そして、酋長の魂がゾーイの体に憑依します。
ゾーイ(酋長)はギャングたちを追い始めます。彼女を蘇らせたウルフはゾーイを見つけ、彼女に事情を説明します。そして、憑依された人間は肉体が急速に腐敗すること、そしてゾーイと酋長の両方のためにも、早く復讐しなければならないと警告します。
ゾーイは何人ものギャングを殺します。残ったギャングたちは、ゾーイのボーイフレンド・デーンを誘拐します。彼らは武器を手に入れ、即席の要塞に立てこもり、無数の罠を仕掛けます。
ゾーイはそのお返しに、殺されたインディアンの戦士が持っていた、トマホークとナイフを獲得します。やがて彼女は、酋長を殺した人物の直系の子孫であるトレイ以外の、すべてのギャングを追いつめます。
トレイは墓地に逃げ込み、インディアンの霊を鎮める方法を教えてもらうため、ウルフを拷問します。一方、ゾーイはトレイの残りの家族を殺害します。
ゾーイの恋人のデーンは彼女が生きていることを知り、同じくアパッチの聖地へ向かいます。
トレイは霊を鎮めるために必死で頭蓋骨を埋めようとしますが、ゾーイが現れる前に終わらすことができませんでした。トレイはチェーンソーでゾーイと戦いますが、最終的に首をはねられ、ゾーイの復讐は完了します。
その後、ゾーイの体は腐敗して崩れていきます。デーンはゾーイの遺体を火葬し、魂をあの世へと解き放ちます。
映画『サベージ・キラー』の感想
主人公が聾唖の女性というのが珍しいです。話すことができないので、助けを呼べないというのが絶望感を高めます。
また、インディアンの酋長が彼女の体に憑依するという設定もなかなか面白いです。
グロいシーンが非常に多いので、そういうのに抵抗がない人は楽しめると思います。