最近ネットで「お里(さと)が知れる」という言葉を見かけました。意味はなんとなくわかりますが、あまり使用しない言葉なので、今回ネットで改めて調べてみました。意味は以下です。
言葉遣いやしぐさによって、その人の生まれや育ちがわかる。よくない意でいう。
その人の言葉つきや態度で、生まれや育ちのよしあしが分かる。
あんまりよくない意味で使用するようですね。ここで「お里」というのは、生まれた場所や、実家の家庭環境などを指すのだと思います。士農工商などの身分制があったころの名残でしょうか。
現在はあまり生まれた場所で評価されることはないと思うので、どちらかというと実家の家庭環境(出身階層)を指す場合が多いのかもしれません。また特定の国を指してこの言葉を使用しているのも見受けられました。どちらにしても差別的な意図で用いられることが多いのでしょう。
ちなみに英語で「お里が知れる」は「reveal one’s upbringing」などと言うようです。
また「お里が知れる」の類語には「本性を露にする」「ぼろが出る」「 馬脚をあらわす」「化けの皮が剥がれる」 などがあるようです。