アマゾンプライムビデオでドラマ『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』を見ました。
映画『SR サイタマノラッパー』シリーズのドラマ版です。
埼玉のラップグループ「SHO-GUNG」のIKKU、TOM、MIGHTYメンバー3人が東北を旅する話です。
以下キャストとストーリーを紹介します。
『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』のキャスト
基本的な出演者は映画と同じですが、新たに山本舞香さんと皆川猿時さんが加わっています。
- IKKU/駒木根隆介
- TOM/水澤紳吾
- MIGHTY/奥野瑛太
- 香田トーコ(大間のスナック店の娘)/山本舞香
- カブラギ(フリーのトラック運転手)/皆川猿時
また、シリーズの2に出演していた「山田真歩」さんや「安藤サクラ」さん、シリーズの1に出演していた「みひろ」さんもゲストとして出演しています。
『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』のストーリー
川崎のクラブでライブを行う権利を得た3人が、ラップを歌いながら東北を旅します。いわゆる「ロードムービー」に近いと思います。
また、タイトルに「マイクの細道」とあるように、旅をしながら俳句を作った松尾芭蕉の「奥の細道」を真似ているようです。俳句の代わりにラップを歌うということですね。
旅のスタートは青森の大間です。
行方不明のMIGHTYが大間にいるという情報が入り、IKKUとTOMはMIGHTYを探して大間に向かいます。
大間でMIGHTYを見つけた2人は、さらにスナック店の娘の香田トーコとトラック運転手のカブラギと出会い、一緒に東北を旅します。
旅の途中では様々な出来事が起きます。
遠野ではラップを利用して伝説の「かっぱ」を呼び出し、福島では世界で唯一の「ヒップホップ寺」でラップの修行をしたりします。
『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』の見どころ
全体的にゆる~い感じで物語は進んでいきます。このゆるい感じが見ていて楽しいです。
また、このドラマを見て思ったのは、「結果」ではなく「過程」が重要なのだということです。
松尾芭蕉は旅の途中で多くの俳句を書きましたが、旅の到着地では俳句をほとんど書かなかったそうです。芭蕉にとって重要だったのは、目的地に到着するという「結果」よりも到着するまでの旅の「過程」だったということでしょう。
同じように、このドラマのラッパーたちも、たとえば「有名なプロのラッパーになる」という「結果」にはあまりこだわっていないように見えます。それよりも、ラップを歌うその瞬間に価値を見出しているように思えました。