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見えないはずのものが見える・・・。映画『双葉荘の友人』あらすじ、キャスト、感想

第8回WOWOWシナリオ大賞受賞作を市原隼人主演で映像化した作品です。

新しく「双葉荘」に越してきた若い夫婦が「幻影」を見たことがきっかけで、過去にその家で起こった悲惨な事件が明らかになります。

ホラー要素の入った感動作品でなかなか面白かったです。

ちなみに原作者が実際に体験した話を基にしているそうです・・・。

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「双葉荘の友人」あらすじ

2000年、舞台監督をしている川村正治(市原隼人)と妻の美江(臼田あさ美)は、横浜の街を望む高台のテラスハウス「双葉荘」に引っ越します。

大家である老夫婦の態度が少し気になったものの、隣に住む女性とも仲良くなり、2人は新しい家で生活を始めます。

その後、正治は舞台監督の仕事を退職し、出版社に勤める美江のつてを頼り、自宅でライターの仕事を始めます。

ある朝美江を送り出した正治は、家の中に不穏な気配を感じます。誰もいないはずの家に人影が見えたのです。実はそれは、26年前に「双葉荘」の同じ部屋に住んでいた倉田誠司という画家の「幻影」でした。

それ以降、正治は倉田の幻影と交流を始めます。倉田は売れない画家で、バイトと奥さんの稼ぎで何とか生活をしています。一方、正治も妻に頼って新しい仕事を始めたばかり。

似たような境遇の2人は、次第に仲良くなります。しかし、ある時正治は幻影の中で信じられないような出来事を目撃し、双葉荘に隠された秘密を知ってしまいます。

「双葉荘の友人」感想

市原隼人さんがおとなしい文化系の人物を演じるのが新鮮でした。奥さんを仕事に送り出し、家事を積極的にこなす、どちらかというと主夫に近い男性です(仕事はしてますが)。

市原隼人さんの従来のイメージは肉体労働で妻を養う男らしいものなので、今回の人物はそれと真逆です。ただし、あまり違和感はありません。

また、幽霊ではなく「幻影」というのも不思議で、似た境遇の幻影と意気投合をするというのも面白いです。自分だったら少し怖いと思いそうですが・・・。

大家さんのエピソードもミステリー要素があって面白いです。最初に大家さんの態度が気になる点が伏線となり、途中でその理由が明らかになります。

ホラーやミステリーの要素もありつつ、感動もする、たくさんのジャンルが一つに詰まった作品という印象でした。

ただ、最後家を出た後にもエピソードがいくつか続きますが、それが少し長くて蛇足かなとも思いました。

「双葉荘の友人」キャスト

  • 川村正治(舞台監督・ライター) / 市原隼人
  • 川村美江 (正治の妻で雑誌の編集者)/ 臼田あさ美
  • 倉田誠司(画家)/ 中村倫也
  • 陽月華(隣人)/ 八井沙季

「双葉荘の友人」はAmazonプライム・ビデオで見られます。

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