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スプラッター映画の意外な名作。映画『サプライズ』のあらすじ、ネタバレ、感想

映画『サプライズ』は、誕生日を祝うために別荘に集まった家族が、動物のマスクをつけた正体不明の人物に襲われるという話です。ジャンルはスプラッター映画になります。

あまり期待せずに見たのですが、意外にもかなり面白かったです。

監督は、アメリカ版の『Death Note/デスノート』や『ブレア・ウィッチ』などを手がけたアダム・ウィンガードです。

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映画『サプライズ』のあらすじ

エリンは、恋人のクリスピアンがミズーリ州の別荘で行う家族の集まりに同行します。

そこには、クリスピアンの両親・オーブリーとポール、クリスピアンの兄・ドレイクとその妻ケリー、クリスピアンの弟・フェリックスとエイミー、そして弟たちのパートナーであるジーとタリクがいます。

夕食中、何者かが窓からクロスボウを撃ち、タリクが死亡し、ドレイクが負傷します。生き残った人々は、携帯電話の電波が妨害されていることに気づきます。

エイミーは助けを求めて外に出ますが、喉を切り裂かれて死んでしまいます。そして、キツネのマスクをかぶった侵入者がオーブリーを殺し、壁に血で「次はお前だ」という文字を残します。

エリンは911にメールを送り、武器を探します。また、マスクを被った別の侵入者に襲われますが、手を刺して逃げます。

ケリーはパニックになって家から逃げますが、羊のマスクをつけた犯人に殺されてしまいます。クリスピアンは助けを求めて家を出ます。虎のマスクがエリンを斧で襲いますが、逆に彼女に殺されます。

ポールは、犯人が以前から家に滞在していたことを示す寝袋や食べ物の包み紙を見つけますが、狐のマスクによって殺されます。そして、フェリックスとジーが、一家を殺して遺産を手に入れるために殺し屋を雇ったことが判明します。

エリンは家の入り口に罠を仕掛け、ジーに自分がサバイバル施設で育ち、戦闘やサバイバル技術を学んだことを伝えます。そして、フェリックスがドレイクを殺します。

上の階でエリンはポールの遺体に出くわします。彼女は狐のマスクから逃れるために窓を飛び越え、足を負傷します。羊マスクも彼女の罠で負傷します。隠れていたエリンは、フェリックス、ジー、狐マスク、羊マスクの口論を聞いてしまいます。

足を痛めたため、狐マスクを振り切ることはできないと考えたエリンは、玄関に罠を仕掛けます。しかし、狐マスクは窓から侵入したため、エリンは地下室で彼を殺します。

ジーとフェリックスもエリンを殺そうとしますが、エリンはミキサーとナイフを使って彼らを殺します。フェリックスの携帯電話が鳴り、エリンが無言で電話に出ます。電話をしたのはクリスピアンで、フェリックスと話していると思い込み、自分がこの計画に関与していることを明かします。

クリスピアンは家に戻り、エリンと対峙します。そして、エリンを狙うつもりはなかったと説明します。そして、彼はエリンを買収して口止めしようとしたため、彼女は嫌気がさして彼を殺してしまいます。

そこへ警察官が現れ、クリスピアンを殺したエリンの肩を撃ちます。応援を呼んだ後、家に入ろうとするが、エリンの玄関の罠にかかってしまいます。

映画『サプライズ』のキャスト、監督

キャスト

  • エリン(次男(クリスピアン)の彼女)/  シャーニ・ヴィンソン
  • フィリックス(三男)/ ニコラス・トゥッチ
  • ジー(三男の彼女)/ ウェンディ・グレン
  • クリスピアン(次男)/ A・J・ボーウェン
  • ドレイク(長男)/ ジョー・スワンバーグ
  • ケリー (長男の妻)/ マーガレット・レイニー

監督

監督はアダム・ウィンガードです。

この作品のほかに、『ザ・ゲスト』『ブレア・ウィッチ』や『Death Note/デスノート』(日本の漫画が原作)、『ゴジラvsコング』の監督も務めています。

映画『サプライズ』の感想

「ヒロインの人間離れした活躍」

面白いのは次男の恋人・エリンが、人間離れした活躍をする点です。

実は、エリンは小さいころに親からサバイバルの技術を教え込まれるという少し変わった経歴の持ち主です。そのため、このような危険な状況にも冷静に対処できるのです。

エリンは自作のトラップを仕掛けたり、カメラのフラッシュを利用(これはヒッチコックの映画を思い出させます)して、不審者たちを倒していきます。

また、不審者たちの倒し方もやり過ぎというくらい徹底的に攻撃して止めを刺します(たとえば、ミキサーを犯人の頭に叩きつけたあと、ミキサーの電源を入れて止めを刺します)。これも親から学んだ技術の1つなのかもしれません。

どこか、映画『キル・ビル』のユマ・サーマンと似ているようにも見えました。

また、不審者たちが家族を襲ったのにはある理由があります。それも見ているうちにわかります。

グロいシーンも結構あるので苦手な人もいるかもしれませんが、かなり面白い作品だと思いました。B級映画ですね。

今だと「Amazonプライム・ビデオ」で見られます。

★★★★

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