映画『ガーンジー島の読書会の秘密』のあらすじ、ネタバレ、キャスト、感想

映画『ガーンジー島の読書会の秘密』は、第二次大戦中、ドイツ占領下の島で密かに開かれた読書会をめぐる、ミステリーとヒューマンドラマを描いた作品です。

Amazonプライムビデオでの評価がとても高いのが特徴です。

ちなみに、ガーンジー島はイギリス海峡にある実在する島で、戦争中はドイツ軍に占領されていました。

映画『ガーンジー島の読書会の秘密』のあらすじ

1941年、ドイツ占領下のガーンジー島で、4人が外出禁止令を破ったとしてドイツ軍の兵士に止められます。彼らはとっさに、「ガーンジー文学ポテト・ピール・パイ協会」という読書クラブの帰りだと言います。

5年後の1946年1月、作家のジュリエット・アシュトンは、最新作の宣伝をしています。彼女は出版社と契約し、雑誌に「文学の効用」に関する記事を書くことになります。

彼女のもとにガーンジー島のドーシー・アダムスという人物から手紙が届きます。彼の手紙には、毎週金曜日の夜に開かれる「ガーンジー島文学・ポテト・ピール・パイ協会」の一員だと書かれていました。

ジュリエットは、その会に興味を持ち、ガーンジー島へ行くことにします。

ジュリエットは、島に行く直前、アメリカ人の恋人・マークからプロポーズされ、それを受け入れます。ガーンジー島に到着したジュリエットは、協会の集まりに出席します。集まりには、ドーシー・アダムス、アメリア・モージェリー、イゾラ・プリビー、エベン・ラムゼイ、そしてエベンの幼い孫のイーライがいました。

ジュリエットはまた、協会の創立メンバーである「エリザベス」が海外にいることを知らされます。娘のキットは、ドーシーに面倒を見てもらっており、彼を「パパ」と呼んでいます。ジュリエットは協会の記事を書く許可を得ますが、アメリアは否定的な反応を示します。

ジュリエットは、予定日を過ぎても帰国せず、ガーンジー島に残って調査を行います。数日後、ジュリエットは、エリザベスがドイツ軍に逮捕され、ドイツ本国に送られていたことを知ります。ジュリエットは、恋人のマークにエリザベスの居場所を探してほしいと頼みます。

一方、ジュリエットの家の大家は、エリザベスは聖人ではなく、ドイツ軍に体を売っていたことをほのめかします。ジュリエットは、ドーシーにその話をすると、彼は実はキットの父親ではないと告白します。

彼女の本当の父親は、エリザベスと一緒に地元の病院で働いていたドイツ人医師のクリスチャン・ヘルマンでした。ヘルマンはドイツに送り返され、途中で船が沈没して死んでしまっていました。

マークからの情報により、エリザベスは、レーベンスブリュック強制収容所に送られ、強制収容所で仲間を守ろうとして射殺されていたことが判明します。ジュリエットは、協会のメンバーにそのこを伝えます。

ジュリエットとマークはロンドンに戻りますが、ジュリエットは以前の生活に戻ることができません。マークと別れた彼女は、文章を書き始めます。書き上げた原稿は、1枚をシドニーに渡し、もう1枚を学会に投函します。ドーシーは、彼女の手紙をみんなで読み上げ、ジュリエットがマークと別れたことに気づきます。

ドーシーは、ジュリエットがマークと別れたことを知り、ロンドンへ出発します。その頃、ジュリエットはガーンジー島に戻る準備をしていました。フェリーに乗ろうとした彼女は、埠頭にいるドーシーに気づき、2人は再会します。ドーシーはジュリエットに結婚を申し込み、2人は結婚します。

最後、ドーシーはジュリエットの隣で『シェークスピア物語』をキットに読み聞かせ、ドーシーもジュリエットも結婚指輪をしています。

他の監督作品に『フォー・ウェディング』などがあります。

映画のロケは、イギリスのノース・デボン（North Devon）で行われました。

ジュリエットがマークを振り、ドーシーと結婚するのが少し意外に思えました。

羽振りがよくて派手なマークよりも、地味だけど本好きで趣味の合うドーシーのほうがよかったのでしょうか。

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