『ビッグ・リボウスキ』という映画を見ました。
1998年のアメリカ映画で、コーエン兄弟監督・脚本のコメディ映画です。
主人公(ジェフリー・デュード・リボウスキ)は、「リボウスキ」という名前の貧乏な中年男性です。
この男性(デュード)が、同じ名前のお金持ちと間違われたことから、事件が起きます。
ストーリーも面白いですが、それとは別に登場人物たちのキャラが個性的で面白いです。
デュードは、昼間からドラッグと酒をやる失業中の男性です。一言で言うと「ダメな感じの人」です。英語ではスラッカー(slacker)と言うようです。
また、友人(ウォルター)はベトナム戦争の退役軍人で、戦争のせいで少しおかしくなっています。何かとベトナム戦争の話を持ち出します。
面白かったのが、このウォルターとデュードたちがボーリングをするシーンです。
ここはベトナムじゃない。ルールを守れ!
このウォルターは、友人が玉を投げたときに足がラインをはみ出ていたと文句をつけます。
それに対して、その友人は何を言っているんだと文句を言い、デュードもちょっとくらいだったらいいじゃないかと言います。
しかし、ウォルターは断固として聞きません。
さらに、だんだんと腹が立ってきたのかバッグの中から銃を出し、友人の頭に銃を向けます。
そして、「ここは何でもありのベトナムじゃないんだ。ルールを守れ!」と叫ぶのです。
明らかにルールを逸脱しているのはウォルターのほうなのですが、それがわからないようです。
ウォルターはその後も主人公の足を引っ張ったりするのですが、憎めないキャラです。
映画『ビッグ・リボウスキ』のキャスト
主人公の男性を演じるのは、ジェフ・ブリッジスです。銃を振り回すベトナム帰りの友人は、ジョン・グッドマンが演じています。また、スティーヴ・ブシェミも友人役として出演しています。
- ジェフリー・“デュード”・リボウスキ(主人公の白人男性)=ジェフ・ブリッジス
- ウォルター・ソブチャック(ベトナム帰りの男性)=ジョン・グッドマン
- セオドア・ドナルド・“ドニー”・カラボッソス(友人)=スティーヴ・ブシェミ
- ジェフリー・リボウスキ(お金持ち)=デヴィッド・ハドルストン
監督はコーエン兄弟
コーエン兄弟が監督・脚本です。
映画『ビッグ・リボウスキ』は「Amazonプライム・ビデオ」で見られます。