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★★★★多数の中年女性が山で野宿する設定が面白い、映画『滝を見に行く』の感想

映画『滝を見に行く』を見ました。

ストーリーは、「滝を見に行く」ハイキングのツアーに参加した中年女性7人が道に迷ってしまい、山の中で一晩野宿するという話です。

ストーリーは何てことないのですが、多数の中年女性が山で道に迷い、一晩野宿するという設定が珍しくて面白いと思いました。

それに私だけのイメージかもしれませんが、中年女性というのは、映画などで主役になることがあまりない存在のように思えます。必要な存在だけど、常にわき役であることが多い。またその描かれ方もどこか没個性的で、みんな同じように見えます。

しかしこの映画では、そんな中年女性たちの意外な、個性的な一面を描いていて、面白かったです。たとえば女性たちの中にはオペラをやっている人がいて、その美声が山歩きで役に立ったりするのです。

また出演している役者の人たちも、みんなどこにでもいるような普通の見た目なので、それもまたいいです。

監督は「南極料理人」「キツツキと雨」「横道世之介」の沖田修一監督です。沖田修一監督の作品はどれも面白いものばかりなので、おすすめです。

★★★★

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