「自分を大事にしてくれる人を手放してはいけない」映画『永い言い訳』の感想

妻をバスの事故で失った小説家(本木雅弘)が主人公です。

本木雅弘は妻が死んでも涙が出ません。本木雅弘と妻の関係は破たんしていて、妻が死んだときも本木は別の女性と不倫をしていました。

しかし、本木雅弘は妻への愛情がないから涙が出ないわけではなく、そもそも誰に対する愛情も持つことができないように見えます。それで不倫相手からも愛想を尽かされてしまいます。

そんな本木雅弘ですが、あるとき同じようにバスの事故で妻を失った男性(竹原ピストル)と仲良くなります。

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「竹原ピストルと出会うことで変化していく・・・」

竹原ピストルは本木雅弘と正反対のキャラクターです。妻を失ったことに深く悲しみ、妻の残した音声を聴いて日々をやり過ごしています。

竹原ピストルには子どもが2人いて、本木雅弘はその子どもの世話をするようになります。そして、竹原ピストルやその子どもとの交流を通して、本木雅弘はだんだんと変わっていきます。

「自分を大事にしてくれる人を手放してはいけない」

映画の終盤、本木雅弘は「自分を大事にしてくれる人を手放してはいけない」と印象的なセリフを言います。

本木自身が妻を失うことでわかったことなのかもしれません。

「幸せとは?」

本木雅弘は成功した小説家です。大きなマンションに住み、お金も名誉も(さらにイケメン)持っている人物です。しかし、妻が死んでも涙が出ず、孤独です。

他方で、竹原ピストルは団地の小さな部屋に住み、トラックドライバーの仕事をして子どもを育てています。生活は大変そうですが、子どもとの生活は幸せそうに見えます。

この対照的な2人を通して、幸せとは一体何なのかなど、いろいろと考えさせられました。

説明過剰にならず、映像で見せる感じもなかなかよかったです。

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