最近ニュースでよく「云々」という言葉を見ます。そこで云々の意味を改めて調べてみました。
まず、「云々」の読み方は「うんぬん」です。「でんでん」と間違えてしまう人もいるようですが、おそらく漢字の「伝」と間違えたのかもしれませんね。ただしもともと「伝々」という言葉自体ないように思えますがどうなのでしょうか。
次に云々の意味ですが、4つあるようです。
1 引用した文や語句のあとを省略するときに、以下略の意で、その末尾に添える語。「この件について法的に問題がある―との指摘があった」
2 あれこれ批評すること。とやかく言うこと。口をはさむこと。「軽々しく―すべき事柄ではない」
3 言うに言われない事柄・事情。「被告玉との間に、何か―のあったには」〈木下尚江・良人の自白〉
4 (「…と云々」の形で)…という話である。…ということである。文末を間接話法で結ぶのに用いる語。
云々の意味は結構たくさんあるようですね。しかもそれぞれの意味は異なっているようにも思えます。ニュースで話題になったのは、おそらく1番目の意味の「以下略」という省略の意味だと思います。またこれが一番よく使われる意味だとも思えます。
云々の類語は「これこれしかじか」「かくかくしかじか」(省略の意味)などがあるようです。ちなみに東村アキコの自伝的漫画に「かくかくしかじか」というタイトルのものがありますね。面白い漫画なのでおすすめです。
また英語で云々は「and so on」(省略)や「comment on/criticize」(あれこれ批評すること)になるようです。