映画『きみはいい子』は、子どもの虐待をテーマにした日本映画です。中脇初枝による小説が原作です。
第37回モスクワ国際映画祭のNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した作品です。
テーマが重く、虐待のシーンがあるので見る人を選ぶかもしれませんが、なかなか面白かったです。
そこで、あらすじ、ネタバレ、キャスト、ロケ地を紹介します。
映画『きみはいい子』のあらすじ
新米教師の岡野匡(高良健吾)は、真面目でひたむきな性格です。しかし優柔不断で、クラスの問題に正面から向き合えません。そのため、子供たちから信用されず、クラスは学級崩壊しています。
水木雅美(尾野真千子)は夫の単身赴任で3歳の娘と2人で生活しています。彼女は幼い頃に受けた暴力がトラウマになり、娘に暴力を振るってしまいます。
一人暮らしの佐々木あきこ(喜多道枝)はスーパーで支払いを忘れ、認知症を心配するようになります。
この同じ町で暮らす3人の人生を通して、現代社会の問題点や、人が人を愛することの大切さを描き出します。
映画『きみはいい子』のキャスト
- 岡野匡(新米教師)/ 高良健吾
- 水木雅美(子供を虐待してしまう母親) / 尾野真千子
- 佐々木あきこ(認知症の心配をする1人暮らしの老女) / 喜多道枝
- 大宮陽子(雅美のママ友) / 池脇千鶴
- 大宮拓也(先輩教師) / 高橋和也
- 丸山美咲 / 黒川芽以
映画『きみはいい子』の監督
監督は呉美保さんです。『そこのみにて光輝く』などが有名です。
映画『きみはいい子』のロケ地
映画『きみはいい子』のロケ地は北海道の小樽です。
映画に出てくる観覧車はウィングベイ小樽の観覧車(現在は運休中)で、公園は小樽の築港臨海公園です。
映画『きみはいい子』の感想
尾野真千子が自分の子どもを虐待するシーンはとても迫力があり、見ていて辛かったです。尾野真千子自身も過去に親から虐待を受けているので、いわゆる虐待の連鎖というものでしょうか。
ほかにも、独居老人や学校崩壊、モンスターペアレント、ママ友の関係など、現代の社会問題が生々しく描かれているのが印象的でした。
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