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奥菜恵が小学生に見えない・・・岩井俊二の名作『打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか』

『打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか』は、岩井俊二監督のテレビドラマです。以前から名作として評判が高いです。最近アニメ化もされたようです。ストーリーは以下です。

小学生の典道と祐介は仲の良い友達だが、実は2人とも同級生のなずなの事が好きだった。しかしなずなの両親が離婚し、彼女が母親に引き取られて2学期から転校することになっているとは、2人には知るよしもなかった。親に反発したなずなは、プールで競争する典道と祐介を見て、勝った方と駆け落ちしようとひそかに賭けをする。勝ったのは祐介か? 典道か? 勝負のあとから、異なる2つの物語が展開する。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?

簡単に言うと、2学期から転校してしまう女の子が、最後の夏休みに男の子と家出をする話です。

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「奥菜恵の口紅にドキっとする・・・」


この転校してしまう女の子を演じているのが「奥菜恵」です。

奥菜恵はまだ小学生くらいですが、とても小学生には見えないくらい大人びています・・・。口紅を塗るシーンがあるのですが、思わずドキッとしてしまいました・・・。

岩井俊二監督は以前から美少女の映画をよく作っているように思えますが、今回の映画を見ても、美少女を見出す才能はすごいと思いました。

「二学期また会えるね」

また、奥菜恵が最後まで転校することを言わないのもいいです。

奥菜恵は嘘をついて、「二学期また会えるね」と男の子に言って別れるのです。余韻を残す感じがいいです。

40分くらいの短い作品ですが、とても面白いです。経験したことはないのにどこか懐かしい気持ちが湧いてきます。

「何かが決定的に失われ、もう元には戻ることはない」という経験を通して、子どもから一歩大人になる過程を描いているようにも思えました。

今なら「Amazonプライム・ビデオ」で見られます。

★★★★★

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