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【マーティン・スコセッシ・ロバート・デニーロ】映画『キング・オブ・コメディ』のあらすじ、ラスト、キャスト、感想、配信

コメディアンを夢見る妄想癖のある男性が、有名コメディアンを誘拐監禁し、代わりに自分がステージに立とうとする話です。

主人公をロバート・デニーロが演じており、監督は、『タクシードライバー』などで有名なマーティン・スコセッシです。

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映画『キング・オブ・コメディ』の配信

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映画『キング・オブ・コメディ』のあらすじ

妄想癖のあるコメディアン志望

ルパート・パプキンは、スタンドアップ・コメディアンになりたいと思っている、妄想癖のある人物です。

彼は、有名なコメディアンでトークショーの司会者であるジェリー・ラングフォードと出会ったことで、ついに「ビッグチャンス」が訪れたと思います。

彼はラングフォードの番組に出演しようとしますが、スタッフやラングフォード自身に断られてしまいます。しかし、ルパートは、自分がラングフォードと友人であるかのような妄想を抱きます。

ラングフォードの別荘に招かれざる客として訪れる

ルパートは、女性の友人・リタを誘い、ラングフォードの別荘に招かれざる客として訪れます。

別荘に帰宅したラングフォードは、ルパートとリタが別荘でくつろいでいるのを見て、怒って二人に出て行くように言います。ルパートは「50倍の努力をする」と誓って去ります。

ラングフォードの誘拐

拒絶されて疲れ果てたルパートは、同じようにラングフォードに執着するストーカー仲間・マーシャの協力を得て、ラングフォードの誘拐計画を立てます。

「身代金」としてルパートが要求したのは、その日の夜に放送されるラングフォードの番組のオープニングを自分が担当すること、そしてその番組を通常通りに放送することでした。

放送局の関係者、弁護士、FBIは、番組が放送されたらラングフォードを釈放するという条件で、彼の要求を受け入れます。

ルパートが司会をつとめる番組が放送される

監禁場所から脱出したラングフォードは、テレビに映し出されたルパートの姿を見て怒ります。

一方、ルパートの演技はスタジオの観客に好評となります。ルパートは、自分の育った環境を笑いながら説明します。

そして、ルパートは演技の最後に、ラングフォードを誘拐したことを観客に告白します。冗談だと思って笑っている観客に対し、ルパートはこう答えます。

「明日になれば、僕が冗談を言っていなかったことがわかるし、みんな僕のことを狂っていると思うでししょう。しかし、僕は一生バカにされ続けるより、一夜の王になるほうがいい」。

逮捕され自叙伝を出版

そして、ルパートはリタに自分がテレビに出ていることを見せたことで、満足します。それから、すぐに彼は逮捕されます。

最後、映画では、ルパートが6年の実刑判決を受け、2年後に仮釈放されたというニュースが流れます。さらに、彼の待望の自叙伝『King for a Night』を並べる店が映されます。

本の中では、ルパートは今でもラングフォードを友人であり師匠だと思っており、現在、コメディーツアーや回想録の映画化など、いくつかの「魅力的なオファー」を検討していることが書かれています。

その後、ルパートは生放送のテレビ番組に登場し、アナウンサーはルパートをキング・オブ・コメディと熱烈に紹介します。

映画『キング・オブ・コメディ』のキャスト・監督

映画『キング・オブ・コメディ』のキャスト

  • ルパート・パプキン(妄想癖のあるコメディアン志望) / ロバート・デ・ニーロ
  • ジェリー・ラングフォード(パプキンに誘拐されるコメディアン) /ジェリー・ルイス
  • リタ・キーン(パプキンの女友達) / ダイアン・アボット
  • マーシャ(ラングフォードのストーカー) / サンドラ・バーンハード

映画『キング・オブ・コメディ』の監督

監督は、名作『タクシードライバーなどで有名な、マーティン・スコセッシです。

映画『キング・オブ・コメディ』感想

「妄想と現実の区別がつかない」

妄想と現実の区別がつかないパプキンの姿が、見ていて痛々しいです。

自分は才能あるコメディアンであると錯覚し、有名コメディアンに近づきます。

しかし、実際の彼は(おそらく)無職の中年男性です。実家にひきこもり、妄想の世界でコメディアンを演じています。母親の「パプキンうるさい」という声で我に返るのです。

そして、コメディアンから相手にされないことがわかると、今度は有名コメディアンを誘拐して監禁し、代わりに自分をテレビに出すように要求します。

パプキンが最後に「一生バカにされ続けるより、一晩だけ王様になった方がいい」というセリフが印象的でした。

「ラストも妄想?」

ラスト、パプキンはこの誘拐事件をきっかけに有名になります。待望の自叙伝も出版します。

もしこれが本当であれば、手段はどうあれ、パプキンの夢は実現したと言えるかもしれません。

しかし、映画ではこれは本当なのか、それともパプキンの妄想なのか、はっきりしない形で終わります。

そのため、パプキンの妄想である可能も高いです。


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