映画『68キル』は、気の弱い草食系の男性が、肉食系の美女にそそのかされて、大量殺人に巻き込まれるクライム・コメディ・スリラーです。
グロい場面が多いですが、どこか笑えてしまう、おすすめの作品です。
映画『68キル』あらすじ
チップ（マシュー・グレイ・ギュブラー）は気の弱い配管工です。一方彼のガールフレンド・リザ（アナリン・マッコード）はチップとは正反対の気性の荒い、肉食系の性格です。リザは彼との生活に不満を抱いており、チップに虐待を繰り返します。
ある日、リザの仕事の客であるケンが、68,000ドルの入っている金庫を彼女に見せます。リザはこのお金で人生を変えたいと思い、一緒に68,000ドルを盗もうとチップを説得します。
二人はケンの家に忍び込みますが、リザが家にいたケンとその妻を殺してしまいます。また、殺人を目撃したバイオレット（アリーシャ・ボー）と呼ばれる若い女性を車に監禁します。
殺人をするとは思わなかったチップは、ライザの計画にうんざりし、ライザを銃で殴り、盗んだお金を持って車で逃亡します。意識を取り戻したリザはチップを追いかけますが、再び意識を失います。
その後、チップは車に監禁していたバイオレットを一緒に連れて行くことに決めます。逃亡している間に、2人はお互いに好意を抱き始めます。
2人がガソリンスタンドに立ち寄ったとき、店員のモニカ（シェイラ・ヴァンド）がチップの盗んだお金に気がつき、黙っているからお金を渡せと要求します。
しかしバイオレットが間に入り、お金の要求を拒否します。2人は近くのホテルで一晩を過ごし、そこでケンがお金のために彼女に関係を強要したことを告白します。チップとバイオレットはその夜恋人関係になります。
翌朝、チップは目を覚ますと、お金や服が盗まれたことに気がつき、さらにバイオレットの死体を発見します。
犯人はガソリンスタンドのモニカを含むギャングで、チップがギャングたちの家に行くと、男に銃を突きつけられ監禁されます。
しかし、突然リザとリザの兄がやってきてモ二カたちを倒します。リザはチップに対し、彼女の犬として行動していれば、すべて許してあげると言います。
しかし、彼はそれ拒否し、彼女と兄を撃ちます。また、モニカはチップに感謝し、何でもすると言いますが、チップは「死んだヴァイオレットを生き返らせろ」と彼女に伝え、それから彼女を撃ちます。
チップは家に火をつけ、お金を持って脱出します。道中、チップは美しい女性が車の故障で立ち往生しているのを見つけます。一瞬迷いますが、無視して通り過ぎます。
映画『68キル』キャスト
チップ / マシュー・グレイ・ギュブラー
気の弱い主人公の男性チップを演じるのは、マシュー・グレイ・ギュブラーです。元ファッションモデルの俳優・映画監督です。
『クリミナル・マインド FBI行動分析課 』のIQ187の若き天才プロファイラー・Dr.スペンサー・リード役で知られています。
リザ / アナリン・マッコード
気性の荒い、肉食系の女性・リザを演じるのは、アナリン・マッコードです。米TVシリーズ『新ビバリーヒルズ青春白書』の出演などで知られます。
バイオレット / アリーシャ・ボー
殺人を目撃し、車に監禁される女性・バイオレットを演じるのはアリーシャ・ボーです。ノルウエー人の俳優です。ネットフリックスのドラマ『13の理由』などに出演しています。
モニカ / シェイラ・ヴァンド
ガソリンスタンドの店員で、チップのお金を横取りしようとするギャング集団の女性・モニカを演じるのはシェイラ・ヴァンドです。
イラン系アメリカ人の俳優で、映画『アルゴ』の出演などで知られています。
ドウェイン / サム・エイドソン
サイコパスなリザのお兄さん・ドウェインを演じるのはサム・エイドソンです。
映画『68キル』の監督
監督はトレント・ハーガです。監督した作品は『デッドガール』『悪魔の毒々モンスター
』などがあります。
『デッドガール』はAmazoプライム・ビデオの見放題対象になっています。
『68キル』の意味
盗んだお金68,000ドルの「68」から来ているようです。
映画『68キル』の感想
女性に翻弄される気の弱い草食系男性の話ですが、失敗を繰り返すことで徐々に自立心が芽生え始める、男性の成長物語として見ることができます。
また、リザやそのお兄さんをはじめとして、キャラクターが個性豊かで見ていて面白いです。
グロいシーンも多いですが、コメディタッチで描かれるので、あまり嫌な感じはしません。
映画『68キル』が見られるVOD
現時点では、「Amazonプライム・ビデオ」と「U-NEXT」で見放題の対象になっています。
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