上海⇔日本へ行く船は、「蘇州号」と「新鑑真号」の2つがあります。
蘇州号は「大阪」、新鑑真号は「大阪」と「神戸」に着きます。以前は「長崎」までの船もあったようですが現在は運行されていません。
私は両方乗ったことがあります。以下で、「蘇州号」と「新鑑真号」の特徴を紹介します。
「「蘇州号」は古く、「新鑑真号」は新しい」
船は蘇州号が少し古く、新鑑真号は少し新しいと思いました。ただし、基本的には2つの船とも似た作りをしているように思えました。
「「蘇州号」は外を見られるお風呂がある」
蘇州号は外の海を見ながら入れるお風呂があります。海を眺めながら入るお風呂は気持ち良いです。入る人も少ないように思えたので、お風呂を独り占めすることもできました。
「食事は「新鑑真号」のほうがおいしい?」
食事は新鑑真号のほうがおいしく思えました。そして朝食は無料でした。朝食はザーサイとおかゆだったと思います。ザーサイをおかゆの上にのせて食べるのがおいしかったです。
また、もし節約したいという人は、食べ物を買って持ち込むのがよいと思います。私もおにぎりやカップラーメンなどを持ち込んでいました。食堂以外に、カップラーメンの自販機などもありました。
また、一度天候の関係で上海に到着するのが2~3日くらい遅れたことがありました。そのときは食事が三食無料で提供され、食事を無料で食べることができました。
「料金と到着日数」
料金は、2等洋室の部屋で片道2万円くらいです。一番安いのが雑魚寝の大部屋で、その次が2段ベッドの4人~8人部屋です。
到着までは通常2泊3日かかります。結構時間がかかるので、早く行きたい人は飛行機がおすすめです。逆にのんびり船旅を楽しみたい人は良いと思います。
また、天候の関係でさらに遅れることもあるので注意です。私は一度上海に到着直前、濃霧の影響でさらに3日くらい遅れたことがありました。この時はさすがにイライラしてしまいました。
「荷物が多い人にはおすすめ」
荷物が多い人は、船だとたくさん積むことができ、さらに料金もかからないのでおすすめです。
以前格安の飛行機会社を利用したときは、荷物が別に料金がかかり、全然格安じゃないという思いをしました。
その時は結局日本で買ったものを上海に持っていくことができませんでした。私以外にもそのことを知らない人がいたようで、大量の荷物を持っていくことができずにとても怒っていました(ゴミ箱にお土産を捨てていました)。
「船の客は中国人が多い」
船の客は中国人が多いです。また乗員も全て中国人のようでした。日本人は学生や老人が多いようです。
「いろんな人と交流できる」
狭い船の中で何日間も一緒なので、自然と人と交流する機会が増えると思います。船内には日本人や、中国人、さらには欧米人などもいるので、いろんな人と交流したい、友だちを作りたいという人にはおすすめです。
逆に人と関わりたくないという人は少しめんどくさい場合があります。