「ファイ 悪魔に育てられた少年」は、5人の犯罪者によって育てられた少年・ファイが主人公のサスペンス・アクション映画です。
これまで見た韓国映画の中でもかなり面白かったので、おすすめです。
「ファイ 悪魔に育てられた少年」の配信
『ファイ 悪魔に育てられた少年』は、Amazonプライムビデオで見放題の対象になっています。
プライム会員になれば無料で見られます。(2022年4月現在)
「ファイ 悪魔に育てられた少年」あらすじ
森の中の荒れ果てた農場で、5人の犯罪者が共同生活をしています。
ある日、乳児が彼らのもとに置き去りにされます。この少年はファイと名付けられ、5人の犯罪者たちの子どもとして生きることになります。
14年後、ファイは学校へ行かず、5人の父親から犯罪技術を学んで育っています。そんな生活にも慣れてきたファイですが、時折普通の少年たちの生活に憧れます。
そんな中、ファイは初めて人を殺すために拳銃を撃ちます。最初は震えていましたが、一発撃つと、まるで取り憑かれたように引き金を引き続けました。しかし、ファイは自分が撃った男が実の父親であることを知ります。
これをきっかけに、ファイは犯罪者たちへ復讐を始めます。
ファイは5人をセメント工場に呼び出し、男たちを狙撃します。やがて、ソクテとファイの二人を除いて全員が死にます。ソクテはファイの母が入院している病院へ向かい、ファイもそれに続きます。
ソクテは病院でファイの母に、孤児院から誘拐、子育てに至るまでの出来事を明かします。その後、ソクテはファイの母を殺し、家に帰ります。病院に到着するのが遅れたファイは、殺された母親を発見します。彼は家に戻り、ソクテと対決します。
ファイはソクテを殺します。ソクテは、「息子が自分の望んでいた怪物になった」と、微笑みながら死んでいきます。
最後、ファイは敵対する組織のトップを狙撃し、群衆の中に消えます。
「ファイ 悪魔に育てられた少年」キャスト
キャスト
- ファイ(少年) / ヨ・ジング
- ソクテ(犯罪者集団のリーダー) / キム・ユンソク
- キテ / チョ・ジヌン
監督
- チャン・ジュナン
チャン・ジュナンは、1970年生まれの監督です。初の長編監督作品『地球を守れ!』で釜山国際映画祭で監督賞、第25回モスクワ国際映画祭で監督賞を受賞しました。
他の監督作品に『1987、ある闘いの真実』などがあります。
「ファイ 悪魔に育てられた少年」の英題
英題は「Hwayi: A Monster Boy」です。
「ファイ 悪魔に育てられた少年」の感想
アクション要素に加えて、本当の父親が最後までわからないというミステリーの要素や、さらに怪物を見るシーンなど、様々な要素が絡まり合いとても見ごたえがありました。
また、普通ならそうなるだろう・・・と思える場面がそうではなかったりするのも印象的です。たとえば、ファイがソテクを追いかけて母親のいる病室に向かうシーンです。普通なら撃たれる直前に間に合い、母親を助けることができると思うのですが、この映画では結局撃たれてしまいます。
定型的なパターンをあえて外してくるようなストーリー展開が挑戦的に見えて面白いです。
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