Amazonプライムビデオで、『ミュージアム』という日本映画を見ました。
「ヤングマガジン」連載のサイコスリラー漫画を実写映画化したものです。
私は漫画を読んだことがなく、この映画で初めて知りました。ただし、漫画を読んでなくても楽しめる映画と思います。
残酷な猟奇殺人を繰り返す犯人と戦う刑事の物語です。気持ち悪い描写もあるので、それが苦手な人は注意したほうがよいです。
映画『ミュージアム』あらすじ
警察官の沢村久志(小栗旬)は、家庭を顧みずに仕事に没頭したため、妻の遥(尾野真千子)と息子の将太に家出されてしまいます。
同時期に、沢村は生きながら空腹の犬に喰い殺された女性の事件を担当することになります。
殺人鬼の「カエル男」は、カエルのマスクを被り、レインコートを着て雨の日に殺人を行います。やがて、その被害者が全員「幼女樹脂詰め殺人事件」の裁判員だったことが判明します。
そして、息子を連れて家出した沢村の妻もその1人でした。
魔の手は沢村の周辺にまで及び、後輩の西野警部補が拉致されて沢村の目の前で殺害されます。友人宅に身を寄せていた沢村の妻子も「カエル男」の手に落ちてしまいます。
「カエル男」を追う沢村は、「カエル男」は雨の日でなければ行動できない理由があるのではないかと考え、「光線過敏症」かもしれないと仮説を立てます。
そして、専門家を訪ね歩き、資産家の両親を中学生の時に猟奇殺人犯に殺された被害者遺族と思われていた霧島早苗が、自らの手で両親をも「芸術」と呼ぶ殺人の犠牲にした犯人だとわかります。
映画『ミュージアム』キャスト
- 沢村久志(猟奇殺人犯を追う刑事) / 小栗旬
- 沢村遥(久志の妻)/ 尾野真千子
- 西野純一(沢村の後輩刑事)/ 野村周平
- カエル男(霧島早苗)/ 妻夫木聡
映画『ミュージアム』感想
「犯人がよくわからない・・・」
犯人は残忍な猟奇殺人を繰り返す人物です。
さらにカエルのお面を被り、自らを「アーティスト」と名乗ります。犯罪を楽しんでいるようにさえ見えます。
一見すると理解不能に見えるのですが、映画ではどこか犯人の人間的な動機を見つけて理解しようとする描写がありました。
しかし、犯人の行動は完全に理解不可能なので、その動機を見つけようとする部分が少し不自然に思えました。
「演技がすごい」
主演の小栗旬とその妻役の尾野真千子の演技は迫力がありました。
特に、犯人に自分たちの子どもを殺されそうになるシーンは、2人とも本当の親のように、激しい感情を表現します。演技の部分もかなり熱が入っているような気がします。
残酷な描写が多いので万人受けする映画ではないと思います。
映画『ミュージアム』が見られるVOD
映画『ミュージアム』は、「Amazonプライムビデオ」(有料)と「U-NEXT」で見られます(2021年5月時点)。U-NEXTは見放題に対象になっており、会員になれば無料で見られます。
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