映画『復讐するは我にあり』は、日本で実際に起きた連続殺人事件(西口彰事件)を題材にした作品です。
犯人の男は大学教授や弁護士を名乗って詐欺を行い、次々に人を殺していきます。
連続殺人犯というと恐ろしい感じがしますが、この犯人は見た目が優しそうに見え、物腰も柔らかく、知的な印象を与える人物です。このため多くの人が騙されてしまいます。
しかし一方で、人を殺すときは何のためらいもありません。そのギャップが恐ろしいと思いました。いわゆるサイコパスと呼ばれるような人物なのかもしれません。
この犯人を演じるのは緒形拳さんです。
「実際の殺害事件の現場で撮影」
映画の後半で、老人の弁護士が殺されるシーンがあります。
wikipediaによると、このシーンは実際の殺害現場であるアパートで撮影されたそうです・・・。そう考えると、恐ろしいシーンだと思います・・・。
復讐するは我にあり - Wikipedia
撮影は弁護士殺害シーンは実際の殺害事件の現場であるアパートで撮影されたが、殺人のあった部屋そのものではなくその向かい部屋である。
特に、タンスのドアがゆっくり開き、タンスに入れられた遺体がすきまから見えるという描写があり、それがゾッとするくらいとても怖いです。
「監督・キャスト」
監督は今村昌平さんです。『楢山節考』『うなぎ』でカンヌ国際映画祭の最高賞(パルム・ドール)を受賞している有名な監督です。
緒方拳さんの妻役に倍賞千恵子さん、父親役は三国連太郎さんです。
監督もキャストも豪華だと思います。
今だと「アマゾンプライムビデオ」で見れます。
★★★★