映画『今度は愛妻家』は、ダメ夫とその夫に尽くす妻の夫婦ドラマです。
見どころは、豊川悦司の演技と、途中のどんでん返しです。夫婦ドラマですが、普通のドラマとは少し違います。以下、ネタバレありでこの映画を紹介します。
映画『今度は愛妻家』の「あらすじ」
俊介(豊川悦司)は有名なカメラマンでしたが、最近は写真を全く撮らず、貯金を食い潰して生活をしています。
一方、妻の北見さくら(薬師丸ひろ子)はそんな夫を気遣い、夫に尽くします。しかし、俊介はさくらに対してそっけない態度をとり、感謝をしません。
さくらはそんな夫に愛想をつかし、「好きな人が出来た」と言い、家を出て行ってしまいます。俊介は、妻がいなくなって初めて、妻が自分にとって大切な存在であったことを認識します。
・・・これが途中までのあらすじです。しかし、後半になって大きなどんでん返しがあります。これがこの映画の見どころの1つだと思います。
大きなどんでん返しとは?
実は、さくらはすでに死んでいて、幽霊となって俊介の前に現れていたのです。
途中まではそれがまったくわかりませんので、びっくりします。生きているさくらが俊介と普通に会話をしているようにしか見えません。
しかし、それがわかってから見返すと、「ああそうだったのか・・・」と、それをほのめかすようなエピソードがいくつかわかります。
豊川悦司の演技が見どころ
豊川悦司は、妻に甘えるダメ夫・カメラマンを演じていますが、これがとても上手です。本当にこういうダメ夫・カメラマンの人にしか見えません。
他に、ヤクザ映画などでよく見る石橋蓮司さんが、還暦を過ぎたオネェ役で出演しています。これも少し新鮮でした。
監督は行定勲
監督は行定勲さんです。『世界の中心で、愛をさけぶ』、『北の零年』、『春の雪』など、数多くの映画を撮影しているベテラン監督です。
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★★★★