映画『イミテーション・ゲーム』を見ました。
天才数学者のアラン・チューリングが、第二次大戦中のドイツ軍暗号機械「エニグマ」の解読に成功し、その後同性愛の罪で逮捕され自殺するまでを描いた作品です。
「人間には無理」とコンピュータを導入して暗号を解読
チューリングが画期的だったのは、暗号解読にコンピュータを導入したことです。
当初、暗号の解読は人間の手によって行われていました。しかし、チューリングは暗号の解読は人間の頭では無理だと考え、コンピュータを利用して解読を行おうとしたのです。このあたりは現代の人工知能の先駆けという感じもします。
このチューリングの判断は正しく、結果的に暗号解読に成功します。チューリングの貢献で連合軍は勝利し、戦争は終わります。しかし、その後のチューリングの人生は悲惨です。
同性愛の罪で逮捕され、その後自殺
チューリングは同性愛者だったようです。
当時のイギリスでは同性愛が違法だったようで、チューリングは逮捕されてしまいます。そして、チューリングは同性愛を治療するためのホルモン投与を受けます。
しかし、結局その後自殺してしまいます。まだ41歳だったそうです。
チューリングは生涯孤独だったようです。
アスペルガーの気質もあったと言われており、人付き合いも苦手で、さらにそれに加えて同性愛者だったことも影響したようです。
まとめ
チューリングが試行錯誤を繰り返し、なんとか暗号解読に成功するところはまるでミステリー映画のなぞ解きを見ているように面白いです。
しかし、その後自殺してしまうまでの孤独な人生は、悲惨です。映画のジャンルが180度変わるように思えました。
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