映画『ウィズアウト・リモース』は、2021年公開のアメリカのアクションスリラー映画です。トム・クランシーの小説『容赦なく』が原作です。人気のジャック・ライアンシリーズのきっかけとなったストーリーです。
ある作戦に参加したネイビーシールズの隊員たちが、突然何者かに次々と殺害されます。妊娠中の妻を殺されたジョン・ケリーは復讐を誓いますが、裏には国家レベルの陰謀が隠れています。
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面白くて最後まで一気に見てしまったので、おすすめの作品です。
映画『ウィズアウト・リモース』のあらすじ
シリアのアレッポで、ジョン・ケリー上級曹長(マイケル・B・ジョーダン)率いる米海軍特殊部隊(ネイビーシールズ)のチームが、ISISのメンバーと疑われる武装集団の人質になったCIA工作員を救出します。
しかし、犯人はISISのメンバーではなく、ロシア軍であることが判明し、ショックを受けます。3ヵ月後、この作戦に参加したシールズのメンバーが、ロシア連邦保安局(FSB)の工作員に次々と殺害されてしまいます。
ケリーの妊娠中の妻パム(ローレン・ロンドン)は、ロシアの工作員が家に侵入した際に殺害されてしまいます。自らも複数回撃たれますが、ケリーは1人を除いて犯人を殺害し、病院に運ばれます。
一方、ワシントンD.C.では、ケリーの友人で元シールズのチームメンバーであるカレン・グリア中佐(ジョディ・ターナー=スミス)が、CIAのロバート・リッター(ジェイミー・ベル)と国防長官のトーマス・クレイ(ガイ・ピアース)と会い、ロシア連邦保安局がシールズの正体を知った経緯や対応策について話し合います。
この事件により、ただでさえ緊張していた両国の関係はさらに悪化し、新たな冷戦を引き起こしかねない状況になります。傷が癒えたケリーは、ロシアの工作員にパスポートを発行したロシアの悪徳外交官を追い詰め、銃で脅して生き残った暗殺者の名前を吐かせた後、殺害します。
その罪で刑務所に送られたケリーは、逃亡した工作員がロシアのムルマンスクに潜伏している元スペツナズ将校のヴィクトル・ライコフ(ブレット・ゲルマン)であることを明かし、交渉して刑務所から出ます。
ケリーは、グリアとCIAの「ブラックオプス(極秘任務)」チームとともにロシアに向かいます。しかし、ロシアの戦闘機に攻撃され、飛行機はバレンツ海に墜落します。ケリー、グリアー、そして生き残ったチームのメンバーは、ゴムボートでムルマンスクに向かい、そこでリッターと出会います。
ケリーはリッターを疑っており、情報漏洩の責任を追及しますが、リッターは自分に責任はないと断言し、作戦を続行します。ロシアのマンションでライコフの居場所を突き止めたケリーは、予定通りライコフを生け捕りにするのではなく、殺害するために作戦を中止します。ケリーはライコフと対峙しますが、彼は目の前で自爆用のベストを着ているの見せ、自分はCIAの秘密工作員だと名乗ります。
ライコフは自爆装置を作動させて自殺し、チームは激しい狙撃に遭って動けなくなります。チームはこの作戦が仕組まれたものであり、戦争を始めるために、彼らはロシア国内で捕まることになっていたことに気づきます。
ケリーは、チームが脱出するチャンスを作るために、その場に残って敵の注意をひきつけます。ケリーはスナイパーや駆けつけた警察のチームと戦い、警察の制服を盗んで逃げ切ります。ケリー、グリア、リッター、そして生き残ったチームメンバーはボートでロシアから脱出します。
ワシントンD.C.に戻ったケリーは、レストランでクレイと対峙し、彼を車に押し込みます。クレイは、情報漏洩の張本人であり、米露の対立を画策していたことを告白します。クレイは、新たな冷戦を起こして経済を活性化させ、共通の敵に対して米国民を団結させようと考えていたのです。
クレイの告白を受けて、ケリーは橋から車ごと川に飛び込みクレイを溺れさせて殺し、自らも死を予感します。しかし、グリアに助けられ、車から脱出します。その後、ケリーは死んだことになり、葬儀が行われます。
近くの駅で、グリアはケリーにリッターから提供された新しい身分証明書を渡します。新しい身分を得たケリーは、ジョン・クラークとして新たな人生を歩むために出発します。
映画『ウィズアウト・リモース』のキャスト、監督
キャスト
- ジョン・ケリー(元ネイビーシールズ隊員) / マイケル・B・ジョーダン
- ロバート・リッター(CIA) / ジェイミー・ベル
- カレン・グリア(シールズ隊員) / ジョディ・ターナー=スミス
- トーマス・クレイ(国防長官)/ ガイ・ピアース
監督
- ステファノ・ソリマ
紛争地帯の報道カメラマンの経歴を持つ、イタリアの映画監督です。
他の作品に『暗黒街』『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』があります。どちらも現時点(2021年5月)でプライムビデオの見放題の対象になっています。
映画『ウィズアウト・リモース』の感想
主人公は、妊娠中の妻を理不尽に殺されたことで、自分の命を捨てる覚悟で敵に復讐します。そのため、自分の乗った車もろとも川に突っ込んだり、アクションシーンが非常に迫力がありました。
一方で、陰謀の部分がややわかりにくい感じもしました。
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ちなみに、同じトムクランシー原作の「トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン」シリーズも、プライムビデオで見られます。こちらも面白いのでおすすめです。