Amazonプライム・ビデオで映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を見ました。
全身の筋力が徐々に衰えていく進行性筋ジストロフィーという難病を抱えた男性(鹿野靖明)のボランティアたちを映画化した作品です。実話を基にした本『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』が原作です。
映画『こんな夜更けにバナナかよ』あらすじ
北海道の大学の医学部に通う田中(三浦春馬)は、ボランティア活動を通じて体が不自由な鹿野(大泉洋)と出会います。
鹿野は病院を出てボランティアを募り、自宅で自立生活をしています。
ある日、新人ボランティアの美咲(高畑充希)に恋をした鹿野は、ラブレターの代筆を田中に頼みます。ところが、美咲は田中の恋人でした。
美咲のことを言い出せない田中でしたが、美咲と鹿野は次第に仲良くなり始め、美咲はボランティアを進んでやるようになります。一方、美咲と田中の関係は疎遠になっていきます。
そんな折、鹿野が突然倒れ、命の危険を迎えてしまいます・・・。
映画『こんな夜更けにバナナかよ』キャスト
- 鹿野靖明(難病を抱えた男性)/ 大泉洋
- 田中久(医学生)/ 三浦春馬
- 安堂美咲(フリーターの新人ボランティア) / 高畑充希
- 高村大助(マネージャー)/ 萩原聖人
映画『こんな夜更けにバナナかよ』感想
この難病の男性・鹿野(大泉洋)のキャラクターが強烈です。ボランティアの人に遠慮なくあれこれ命令するので、一見すると自己主張が激しくわがままなようにも見えます。そのため、これを見ると難病の人のイメージが変わるかもしれません。
タイトルの「こんな夜更けにバナナかよ」も、深夜に鹿野がボランティアにバナナを買いに行かせるエピソードから来ています。
一方で、鹿野のキャラクターは、私たちが持つ障害者への勝手なイメージや、他人に迷惑をかけないことが良いこととされる日本の社会に対して疑問を投げかけているようにも思えます。
ちなみに北海道の札幌が舞台の話で、大泉洋さんはもちろん、他の出演者も北海道弁を話しているように見えました。
映画『こんな夜更けにバナナかよ』はAmazonプライム・ビデオで見られます。