Amazonプライムビデオで、『レディ・バード』を見ました。親や学校に反抗的な女子高生(レディ・バード)が主人公の青春映画です。
親はやりたいことにいつも反対するし、学校は規則が厳しくて自由がない。地元はぱっとしない田舎で欲求不満がたまる・・・。誰もが一度は経験したことのあるようなことなので、共感できる人は多いのではないでしょうか。
主人公はシアーシャ・ローナンです。ピーター・ジャクソン監督作品『ラブリーボーン』の主役で有名です。青い目が特徴の白人美女という感じの女優さんです。
ちなみに、レディ・バードは「てんとう虫」という意味です。レディ・バードは自分がつけたニックネームのようなもので、別に本名があります。
母親と娘の葛藤がテーマ
映画のテーマの一つは、母親と娘の葛藤です。
レディ・バードの母親は厳しく、娘を厳しく押さえつけます。そのため、レディ・バードは常に母親に反抗的で、けんかして運転中の車から飛び降りたりします。
自分を理解してくれない(と思う)親との関係もみどころです。
学校でも反抗をくりかえす
レディ・バードはカトリックの学校に通っていて、規律が厳しいです。レディ・バードはそんな学校に不満がいっぱいで、ことあるごとに反抗します。
一番特徴的なエピソードは、妊娠中絶を戒める(カトリックは中絶禁止)講演をした女性に嫌味を言う場面です。
中絶がいけないことであると話す女性に対して、レディ・バードは「あなたの母親が(あなたを)中絶していれば、今こんなくだらない話を聞かなくて済むのに」と言います。
これでレディ・バードは停学になってしまいます。
ただし、レディ・バードは反抗的ではありますが、大きく道は外れません。たとえば、犯罪に手を染めるというようなことはありません。
キャスト、監督
キャスト
- クリスティン・”レディ・バード”・マクファーソン / シアーシャ・ローナン
- マリオン・マクファーソン(クリスティンの母) / ローリー・メトカーフ
- ラリー・マクファーソン(クリスティンの父) / トレイシー・レッツ
- ダニー・オニール(同級生) / ルーカス・ヘッジズ
監督
監督は女優、映画監督、脚本家のグレタ・ガーウィグです。
ほかの脚本・監督した作品に『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などがあります。
まとめの感想
アメリカの白人の女子高生が主人公なので、一見すると自分とは遠い世界の出来事のように見えます。しかし、日本人でも多くが経験するような青春のエピソードが満載で、共感しながら楽しめる作品だと思います。
加えて、アメリカの普通の高校生の生活がよくわかるので、それも新鮮で面白いです。
今なら「Amazonプライムビデオ」で見られます。
★★★